2021年10月30日 更新

降水量100mmはどのくらい?1時間1mm〜100mmの雨量が日常生活に与える影響とは?

降水量100mmは、災害が起こる可能性が高い猛烈な雨で、気象庁から記録的短時間大雨情報や大雨特別警報が発表され、屋外で歩くのが困難になり交通機関もすべて運休し日常生活に多大な影響を及ぼします。降水量100mmでは、土砂災害・浸水害・河川の氾濫に注意し、危険が予測される場合は安全に移動できる時点で速やかに避難します。

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降水量100mmとは?

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降水量100mmとは、地表に降った水分が流出せずに溜まった水の量の深さが100mmのことで、天気予報用語では猛烈な雨になり、目安では息苦しさや圧迫感を感じ精神的に追い詰められるほどの雨量で、土砂災害や浸水害が起きやすく、外出するのがとても危険な状況です。

降水量は、雨・雪・あられ・ひょうの水分全般の体積に対し、降雨量は雨のみです。気象庁では、降水短時間予報で降水量の確認ができます。

降水量100mmの定義

1時間の降水量 天気予報用語 人の受けるイメージ
10mm~20mm未満 やや強い雨 ザーザーと降る
20mm~30mm未満 強い雨 どしゃ降り
30mm~50mm未満 激しい雨 バケツをひっくり返したような雨
50mm~80mm未満 非常に激しい雨 滝みたいに降る雨
80mm以上 猛烈な雨 圧迫感があり恐怖を感じる
降水量100mmの定義は、地表に降った水分が流出せずに溜まった水の量の深さが100mmのことです。降水量は、10分間・1時間・1日と観測時刻までの一定の時間に降った水分の量を表し、単位はミリメートルですが気象庁では略してミリで発表されることが多く、小数点は切り捨てます。

降水量が1時間に100mmの目安は、1m四方の容器に10cm水が溜まり100Lの水分が降ってきたことになり、危険な雨量です。

降水量と降雨量の違い

降水量 雨・雪・あられ・ひょう
降雨量
降雪量 雪・あられ・ひょう
降水量と降雨量の違いは、降水量が雨・雪・あられ・ひょうの水分全般の体積に対して降雨量は雨のみの降る量です。降雨量は、雨量とも言いますが正式な気象用語ではなく、豪雨の予報で雨の量を強調する場合に天気予報で用いられます。

降雪量は、雪をヒーターで溶かした水分で計測しますが、天気予報であまり発表されることがなく雪が自然に積もった積雪量を発表することが一般的です。

降水量1mm~100mmの影響はどのくらい?

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降水量1mmは、短時間なら傘を使用しなくても我慢できる小雨で、降水量3mmから本降りになり屋外イベントは中止になることが多く、降水量5mmでは屋外スポーツやアウトドアはほとんどが中止になる可能性が高くなります。降水量20mm以上になると地域次第で大雨注意報が発令され、避難の準備が必要です。

降水量30mm以上で、地域次第で高齢者を中心に避難を求められ、降水量50mm以上では大雨警報が発令されます。

降水量1mm

降水量1mmは、どれくらいの雨かと言えば短時間なら傘を使用しなくても我慢できるくらいの小雨ですが、長時間外出する場合は傘を使用しないとびしょ濡れになる雨量です。自転車は長距離を移動する場合は、レインコートを着用し滑りやすい場所さえ気をつけていれば走行できます。

スポーツは、グラウンドコンディションが悪くなければ中止することはあまりなく、釣りやテーマパークも雨具を用意すると楽しめます。

降水量3mm

降水量3mmは、天気予報用語では弱い雨と雨の境目で本降りの雨になり、傘やレインコートは必須です。自転車やバイクはなるべく違う交通手段を検討し、運転する必要がある場合は雨具を着用して視界の悪さやスリップに十分に注意して運転します。

スポーツでは雨の影響をあまり受けない陸上競技やゴルフ、グラウンド次第ではサッカーや野球も決行しますが、屋外イベントは中止になる判断の目安になる雨量です。

降水量5mm

降水量5mmは、傘を使用しても足元が濡れてしまい風次第では体も濡れる、外にでることをためらう強く感じる雨です。屋外スポーツは、走行競技やサッカーは決行することが多いですが、プロ野球はグラウンドコンディションが関係なくても中止する目安で、ゴルフも中止にしたほうが賢明です。

アウトドアは、視界の悪さや足元の滑りやすさから危険度が高まり、体調面の悪化やストレスも増えるため中止しましょう。

降水量10mm~20mm

降水量10mm~20mmは、ザーザーと雨音がして話し声が聞きにくくなるほどの強めの雨で、傘を使用しても体が濡れてしまう部分があり、足元はかなり濡れます。道路には水たまりができやすく、音も聞こえにくいため歩行者は十分に注意して歩く必要があり、自動車は通常よりもスピードを落とさないと危険です。

屋外のスポーツは、ほぼ中止で降り続くと翌日が晴れでもグラウンドコンディションが悪く中止の可能性もあります。
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