2021年12月8日 更新

風速17mはどのくらい?自転車やバイク・スポーツへの影響とは?

おおよそ風速17mになると熱帯低気圧は台風と呼ばれる程の強風で、風に向かって歩けなくなったり自転車がこげなくなったりして、通勤や通学にかなり影響がでます。風速17mでは、中止する屋外スポーツも増えアウトドアも中止が賢明です。乗り物は、横風に煽られると危険でバイクは運転中止し自動車は十分に注意して運転しましょう。

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風速17mとは?

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風速17mとは、1秒間に空気が17m移動することで、気象用語では風速を10分間観測した平均値が17mのことです。気象庁では強い風に分類され熱帯低気圧が台風と呼ばれるおおよその基準で、風に向かって歩けなくなり転倒する人も出てくるほどの強風です。

瞬間風速は、3秒間に12回計測した平均値で最大値が最大瞬間風速になり、風速17mの場合は最大瞬間風速が50mになる突風が吹く可能性もあり警戒する必要があります。

風速17mの定義

風速17mは、風が吹く速さを表し1秒間に空気が17m移動することで、気象用語では地上10mから10分間観測した1秒間に空気が移動した距離の平均値が17mのことです。風速は、地形の影響を受けやすく観測場所は地上10mが標準ですが、高層ビルが並ぶ場所では地上50m以上の場合もあります。

風速17mの単位は、17メートルと距離の長さで秒速m/sで通常表しますが、時速k/sやノットでも表します。

風速17mの強さ

平均風速(m/s) 予報用語 陸上の様子
10以上15未満 やや強い風 樹木全体が揺れ始める
風に向かって歩きにくい
15以上20未満 強い風 電線が鳴り始める
風に向かって歩けなくなる
20以上25未満 非常に強い風 細い木の幹が折れる
何かにつかまらないと立っていられない
風速17mはどれくらいの強さかと言えば、気象庁が発表している風の強さの目安では、強い風に分類され風に向かって歩けなくなり転倒する人も出る危険な風の強さです。秒速17mは、時速にすると61.2kmで自動車が約60kmで向かってくることを考えれば、かなり強く危険な風です。

気象庁では、地域次第で違いますが風速10m以上で強風注意報を発表し、風速17m以上になると熱帯低気圧は台風と呼ばれます。

風速と最大瞬間風速の違い

用語 意味
風速 一般 1秒間に風が移動する距離
気象用語 10分間の風速の平均値
最大風速 風速の最大値
瞬間風速 3秒間の風速の平均値
最大瞬間風速 瞬間風速の最大値
風速は、気象情報では10分間の風速の平均値、瞬間風速は3秒間の風速の平均値、瞬間風速の最大値が最大瞬間風速です。風速は、気象情報では空気の1秒間に移動する距離を10分間観測した平均値のことで、12時の風速とは11時50分から12時までの風速の平均を示しています。

瞬間風速は、0.25秒間に1回、3秒間で12回観測した風速の平均値で、最大瞬間風速は瞬間風速の最大値で風速の3倍になることもあります。

風速17mと日常生活への影響

風の強さの基準(気象庁)
平均風速(m/s) 人への影響
10~15未満 風に向かって歩きにくくなる
傘がさせない
15~20未満 風に向かって歩けなくなり転倒する人が出る
高所での作業はきわめて危険
20~25未満 何かにつかまっていないと立っていられない
飛来物によって負傷するおそれがある
風速17mがどれくらいの影響があるかと言えば、気象庁の基準では風に向かって歩けなくなり転倒する人が出るほど歩行者に影響があり、傘を無理矢理使用しても壊れてしまい、交通手段の変更や歩行時の遅れ他通勤・通学に影響を与えます。街路樹は、小枝が折れる他、被害が出て被害本数が増え始める風速です。

看板が外れ始めたり、倒れたりする可能性が高くなり、飛来物も増え始めていくのでなるべくなら外出を避け、外出する場合は十分に注意しましょう。

傘の使用

動画名 JAFユーザーテスト
内容 傘を使用した歩行者向い風テスト
開始時間 5分39秒(自動再生)
傘の使用は、気象庁での基準では風速10m以上になると傘がさせなくなるとされ、風速17mでは壊れたり飛ばされたりして危険になり傘の使用は諦めましょう。JAFユーザーテストでは、風速10m時点で傘がまともにさせる状態ではなく、風速15mを超えるといつ壊れてもおかしくない状態になります。

一般的には、風速8mくらいから傘の使用をやめることを検討し、風速10m以上で使用しない人がかなり多くなります。

歩行

風速17mでの歩行の影響がどのくらいかと言えば、気象庁の基準では風に向かって歩けなくなり転倒する人も出る​とされ、体重の軽い子供ほどリスクが高くなりなるべく外出は控えたほうがよいレベルです。歩行する場合は、強風の影響で木の枝や小石、砂利他軽量の物から、どこから何が飛んでくるかもわからず十分注意しましょう。

強風では、スムーズに歩行できず目的地にたどり着くまでに通常より時間がかかり、時間の余裕をもって行動しましょう。

街路樹の状態

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風の強さと吹き方(気象庁)
平均風速(m/s) 樹木の様子
10~15未満 樹木全体が揺れる
15~25未満 小枝が折れる
25~ 樹木が根こそぎ倒れはじめる
風速17mでの街路樹の状態がどのくらいかと言えば、気象庁の基準では小枝が折れる程度とされ、被害を受ける樹木が出始め被害本数が増加​する風速です。樹木は、通常の風雨では折れたり倒れたりしないために強化されていますが、国土技術政策研究所調べでは最大風速15m以上から、被害本数が増え始めます。

最大風速22m以上になると、樹木が風圧に耐えられなくなり急激に被害本数が増え、降水量が増えれば土壌がゆるみ倒れやすくなります。
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