2021年11月29日 更新

降水量20mmはどのくらい?雨量が自転車や釣り・キャンプなどに与える影響とは?

降水量20mmは、どしゃ降りで道路一面が水溜まりになる強い雨で、降り続けば大雨注意報が発表され地域次第では、土砂災害や河川の氾濫が起こるリスクが高まります。降水量20mmでは、ほとんどのスポーツやアウトドアは中止になり、通勤や通学、自動車の運転も十分注意しながら移動する必要があります。

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降水量20mmとは?

降水量20mmとは、降った水分がどこにも流れずに溜まった水の量の深さが20mmのことで、天気予報用語では強い雨になり、気象庁の基準ではどしゃ降りで道路一面が水溜まりになります。降水量は、雨・雪・あられ・ひょうの水分全般の体積に対し、降雨量は雨だけの体積です。

降水確率は、雨が降る可能性の確率を表し雨が降る量まではわからず、降水量を知るには気象庁の降水短時間予報を確認します。

降水量20mmの定義

1時間の降水量 天気予報用語 人の受けるイメージ
3mm~5mm未満 本格的な雨
5mm~10mm未満 かなり本格的な雨
10mm~20mm未満 やや強い雨 ザーザー降り
20mm~30mm未満 強い雨 どしゃ降り
30mm~50mm未満 激しい雨 バケツをひっくり返したみたいな雨
降水量20mmの定義は、降った水分がどこにも流れずに溜まった水の量の深さが20mmのことで、1時間当たりの降水量が20mmなら20mm/hで表記され、単位はミリメートルですが20ミリと省略されて読まれることが多いです。小数点は切り捨てられ20mmは20~20.9mmのことです。

降水量が1時間に20mmの目安は、台風が近づいてくる雨量で室内でも大きな雨音が聞こえるほどのどしゃ降りで、道路一面に水溜まりができます。

降水量の種類

降水量は、計測する時間次第で5種類の単位があり気象庁や国土交通省で発表されています。

・10分間降水量
リアルタイムに降水量を把握できる

・1時間降水量

気象庁の基準表や天気予報で使用される基本的な単位

・3時間降水量
災害の発生による注意報・警報の基準に使用される

・日降水量

0時1分から24時までの日付で表します

・2
4時間降水量
日付を超えて降り続く激しい降水量を表すために用いることと、積算降水量による災害の目安に使用

1時間降水量が基本ですが、災害に関わるケースもあり単位は注意して確認しましょう。

降水量と降雨量

降水量 雨・雪・あられ・ひょう
降雨量
降雪量 雪・あられ・ひょう
降水量と降雨量の違いは、降水量が雨・雪・あられ・ひょうの水分全般の体積に対して降雨量は雨のみの降る量です。降雨量は、雨量とも言いますが正式な気象用語ではなく、天気予報では災害が発生し雨の量を強調するときに用いります。

降雪量は、雪を温めて溶かした水分で計測しますが、天気予報では一般的に雪が自然に積もった積雪量を発表します。

降水量と降水確率

降水確率は、一定の時間内に降水量1mm以上の水分が降る確率のことで降水量とは関係ありません。降水確率は過去のデータから算出され、過去に気象条件が同じ状況が100回あり、1mm以上の雨や雪が70回降っていたら降水確率70%となるため、降水量の多さを示してはいません。

降水量の予報は、気象庁の降水短時間予報をチェックすると、10分毎や1時間毎に15時間先までの予報が確認できます。

降水量20mmと日常生活への影響

1時間降水量20mmは、どれくらいの雨量かと言えば気象庁の基準では道路では水溜まりが一面にできるほどの雨量で、連続雨量が40mm以上になると土砂災害や河川の氾濫が起こりやすい地域では、大雨注意報が発表されます。
傘は使用しても、服や体が濡れてしまうため、服が濡れるのを防ぐにはレインコートを着用しましょう。

降水量20mm超えて傘を使用すると、雨音の影響で30db以上高くなり周囲の状況は目視で十分に確認しましょう。
1時間の雨量 人への影響 屋外の様子
10~20mm未満 地面からの跳ね返りで足元が濡れる 地面一面に水溜まりができる
20~30mm未満 傘をさしていても濡れる
30~50mm未満 道路が川のようになる

歩く人

1時間降水量20mmでは、足元と周囲の状況に十分に注意しながら歩行する必要があります。気象庁の基準では道路一面に水溜まりができる雨量で、歩行すると足元がびしょ濡れになり滑りやすく転倒するおそれもありレインシューズを着用したほうが安全です。

強い雨になると、雨音の影響で晴天よりも15db以上うるさくなり、他の歩行者や車両に気付きにくくなるため周囲の状況は目視で十分に確認しながら歩行しましょう。
雨の日の騒音レベル(日本音響学会調べ)
気象用語 晴天 弱い雨 やや強い雨 強い雨
1時間降水量 - 1~3mm未満 10~20mm未満 20~30mm未満
大通り 73.3dB 75.5dB 82.3dB 90.2dB
住宅街 55.2dB 56.1dB 68.2dB 75.3dB
学校内 46.3dB 47.2dB 62.7dB 74.7dB

傘の使用

1時間降水量20mmでは、気象庁の基準では傘を使用しても服や体が濡れてしまうため、衣類を濡らしたくない場合や体が冷えるのを防ぐ場合にはレインコートを着用しましょう。傘を使用すると、雨粒が傘に当たる音がうるさく降水量20mm超えでは晴天よりも30db以上高く、傘で見えない後方は振り返り目視で十分に車両を確認しましょう。

布の傘の耐久性は、1時間降水量20mmまでの品質基準で製造され、基準を超えると糸と布の縫い目から雨が漏れることもあります。
傘を使用したときの騒音(日本音響学会調べ)
1時間降水量 1~3mm未満 10~20mm未満 20~30mm未満
ビニール素材の傘 53.0dB 76.3dB 88.7dB
ナイロン素材の傘 55.2dB 86.4dB 94.3dB
布素材の傘 48.3dB 75.3dB 83.6dB

降水量20mmと乗り物への影響

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1時間降水量20mmでは、道路一面に水溜まりができ摩擦抵抗が少なくなり滑りやすく事故リスクが高まり、バイクは運転中止し自転車も違う交通手段を検討するほうが賢明です。自動車の運転は、ワイパーを早くしても見づらい状態になり速度を十分に落とすことで接触事故を防ぎます。

鉄道は、雨が降り続き運転区間で災害の起こる可能性がなければ運休することはなく、飛行機は視界不良でなければ欠航しません。
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