ブルーギルは食べることができる?
ブルーギルは食べることができる魚であることを知っていますか?
実は食べると美味しい魚で、中国や北アメリカでは日常的に食べられている魚でもあります。繁殖力が強く日本の生態系を脅かす魚として知られているブルーギルですが、実は食用として日本に輸入されたことが始まりです。
ブルーギルはどのような味がするか。他の魚に例えるとどのような味なのかを紹介します。
実は食べると美味しい魚で、中国や北アメリカでは日常的に食べられている魚でもあります。繁殖力が強く日本の生態系を脅かす魚として知られているブルーギルですが、実は食用として日本に輸入されたことが始まりです。
ブルーギルはどのような味がするか。他の魚に例えるとどのような味なのかを紹介します。
中国ではメジャーな食材
ブルーギルは中国で広く食べられている食材です。湖北省や広東省などで養殖され、蒸し魚として食べることが一般的です。中国では観賞魚として輸入されましたが、その後食べるための魚として転用されました。現在ではスーパーや市場などで売られています。
一方、ブルーギルの原産地は北アメリカで、パンフィッシュとも呼ばれています。これはフライパンに収まりやすく料理しやすい魚として一般的に食べられています。
一方、ブルーギルの原産地は北アメリカで、パンフィッシュとも呼ばれています。これはフライパンに収まりやすく料理しやすい魚として一般的に食べられています。
食用として日本に輸入された
ブルーギルは1960年に当時の皇太子明仁天皇がシカゴ市長から寄贈され、日本に15匹が持ち帰られました。その後ブルーギルは水産庁により日本人が食用として使用できるかを研究するため飼育され、複数の県に研究用として分与されました。
1962年には滋賀水域に分与され、1964年には大阪に食用魚として休耕田での養殖がおこなわれました。その後釣り人によって1969年~1972年にかけて別の池や淀川などに放流され、現在は全国各地で見かけるようになりました。
1962年には滋賀水域に分与され、1964年には大阪に食用魚として休耕田での養殖がおこなわれました。その後釣り人によって1969年~1972年にかけて別の池や淀川などに放流され、現在は全国各地で見かけるようになりました。
ブルーギルはどのような味がする?
日本ではあまり食されていないブルーギルですが、白身の淡泊な味わいがする美味しい魚です。身が薄く骨も多いために調理するのが難しい魚ではありますが、原産国である北アメリカではバター焼きやムニエルとして一般的に食されている魚です。
淡水魚特有の泥臭さはありますが、油を使って調理することで臭みを消すことが出来ます。滋賀県農政水産部水産課が発行している『遊漁の手帖』では、「大型のものは塩焼きにして食べる」と記載されています。
淡水魚特有の泥臭さはありますが、油を使って調理することで臭みを消すことが出来ます。滋賀県農政水産部水産課が発行している『遊漁の手帖』では、「大型のものは塩焼きにして食べる」と記載されています。
他の魚に例えると?
ブルーギルは上品な白身をしており、タイのような味がします。
さらには、一夜干しのカレイのような味とも、淡泊なタラにも似ているとも言われており、そしてその食感はウナギのようにふわっとして柔らかく、上品な味として知られています。
さらには、一夜干しのカレイのような味とも、淡泊なタラにも似ているとも言われており、そしてその食感はウナギのようにふわっとして柔らかく、上品な味として知られています。
ブルーギルの7つの食べ方
ブルーギルはきちんと調理すれば美味しい魚です。川魚の泥臭さもきちんと調理さえすれば、気にならなくなります。小骨が多く食べづらい点も挙げられますが、唐揚げなどにすれば小骨ごと食べられてしまいます。
刺身をはじめとして、塩焼き、フライなど幅広い食べ方ができるため、食べたことのない方はぜひ挑戦してみてください。淡水魚はくせがあるため苦手という人は、油を使った調理法をすると美味しく食べられます。
刺身をはじめとして、塩焼き、フライなど幅広い食べ方ができるため、食べたことのない方はぜひ挑戦してみてください。淡水魚はくせがあるため苦手という人は、油を使った調理法をすると美味しく食べられます。
刺身
ブルーギルの刺身は歯切れのよい食感があり、下処理さえきちんとすれば生臭さは感じなく美味しく食べることが出来ます。
寄生虫の心配があるため、内臓を取り除いたらよく洗いましょう。また、ブルーギルは皮に臭みがあるためきれいに剥ぎます。
ブルーギルの体表はぬるぬるしているため、塩を振ってぬめりを落とすと扱いやすくなります。刺身にするには小さ目の個体だと調理しずらいため、25cm以上のものを選ぶと調理がしやすくなります。
寄生虫の心配があるため、内臓を取り除いたらよく洗いましょう。また、ブルーギルは皮に臭みがあるためきれいに剥ぎます。
ブルーギルの体表はぬるぬるしているため、塩を振ってぬめりを落とすと扱いやすくなります。刺身にするには小さ目の個体だと調理しずらいため、25cm以上のものを選ぶと調理がしやすくなります。
塩焼き
ブルーギルはシンプルに塩焼きで食べて美味しい魚です。3枚におろした後でも、姿焼きでも作ることが出来ます。臭みが気になる方は、水のきれいなポイントで釣り上げると臭みが少ないブルーギルを釣ることができ、より美味しく食べることが出来ます。
鱗と内臓を取った後、塩でぬめりを取った後に塩を振り、強火で表面を焼きます。焼き目がついたのを見計らって裏返し、裏面にも焼き色がついたら弱火で火を通しましょう。
鱗と内臓を取った後、塩でぬめりを取った後に塩を振り、強火で表面を焼きます。焼き目がついたのを見計らって裏返し、裏面にも焼き色がついたら弱火で火を通しましょう。
唐揚げ
ブルーギルは唐揚げにすると臭みが残らず、美味しく食べることができます。生姜と醤油を使用した和風の味付けの唐揚げは、生姜がブルーギルに残った臭みを消してくれます。加えて身を柔らかく、さくっとした仕上がりにすることが出来ます。
唐揚げでじっくり火を通すと小骨も柔らかくなり、そのまま食べても気にならなくなります。唐揚げ粉にカレー粉を混ぜて唐揚げを作ってみても、美味しく出来上がるのでおすすめです。
唐揚げでじっくり火を通すと小骨も柔らかくなり、そのまま食べても気にならなくなります。唐揚げ粉にカレー粉を混ぜて唐揚げを作ってみても、美味しく出来上がるのでおすすめです。